[96.11.08]
オトナの遊び時間 「日々世界を記す〜阿久悠の超日記術」
ＮＨＫ １１月７日 午後10:00〜10:30
- 実用的なさまざまの情報を、遊び心を交えながら紹介する、「作法の極意」の後番組。今夜は作詞家の阿久悠さんをゲストに、日記をつけることの意味と楽しさを探っていく。司会は夢枕獏、涼風真世。
- 日記といえば、その日１日の自分の行動や思いをつづるものだと思いがちだが、阿久さんの日記はそうした概念をぶっ飛ばしてくれる。
- １６年間書き続けた。自分で何度でも読み返せるものを書こうと決めた。自分の感情を書いたりしていると、一度許したことにもまた腹が立ったりする。
- 今日この１日をどうやって日記にまとめるか。最大の特徴は、その時々に心にとまった言葉を記録すること。まず言葉を記録し、それらを並べ直して咀嚼して日記にしていく。たっぷり悩んでからノートにレイアウトしていく。新聞記者の記事と同じ。新聞の記事と同じで、没になるねたも数多くある。毎日１時間以上かけてまとめていく。
- どれくらいアンテナが立っているかが重要。仕事のメモはまったく別物。仕事のメモのほうは見せるわけにいかない。考えてみると全ページ遊びという感じ。
- 一人で仕事をしていることが多い。ニュースを記録することで、今日も一日世間とつながっていたという感触をもつことができる。
- １ページ分も日記がかける人はそうそういない。