NHKの番組で、住専管理機構と住友銀行の争いを放送したらしいのですが、その中で、住専管理機構の中坊公平社長が、「ケンカをするときには、このケンカで自分はなにを捨てることができるのかをまず考えてやることですよ」という趣旨の発言をされたそうです。
たとえば上司とケンカをするときに、職を捨てることができるのであればとことんケンカすればよい。しかし評価とか出世とかは捨てられてもクビになるわけにはいかない、とすればその範囲でケンカするしかない。それもできないなら、反対意見を言って、上司にしかられたら、ヘイさようですかと引きさがるしかない。
これに対して、「口論して、大声で言い合ってそれで実は何も解決していないのにお互いにすっきりしたような気分になることもあるが、これは本当の意味のケンカをしているのではなく、たんに言いたいことをぶつけあっただけである。本当にケンカするときは自分の捨てるものをはっきりさせて決着をつけなきゃならない」、という書き込みもありました。