以前は、通信ソフトを使って、なくなっては困る住所録などだけを個別にバックアップしていたのですが、Windows になったことだし、なにか新しいソフトはないものかと、FENOTE のライブラリを探索にいってきました。
急に行っても、あまり状況はよくわかりませんでしたが、とりあえず参照回数の多そうな「パソコンリンクコントローラ『ＰＩＸ』Ver.1.3 for DOS/V」というのをダウンロードしてきました。(LIB#2, #505) ただし、タイトルからもわかるとおり、当初予定の Windows 用のソフトではありません。
余談ですが、最近は Addin もののソフトが多いんですねぇ。私のザウルスは Addin の機能のない PI4000 なので、ソフトのタイトルを見ながらため息をつくばかりです。
さて、PIX ですが、なかなか優れもののソフトです。このソフトは、DOS用の五つのコマンド群で構成されています。電子手帳内部のファイルを削除する pidel コマンド、電子手帳内部のファイルの一覧を出力する pidir コマンド、電子手帳のパソコンリンクを解除する piend コマンド、電子手帳のファイルをパソコンにコピー（バックアップ）する pirecv コマンド、パソコンのファイルを電子手帳に戻す pisend コマンドの五つがそれです。
使い方も極めて簡単で、パソコンとザウルスをつないでおいて、ザウルスを「パソコンリンク」の状態にしておけば、pidir でザウルスのデータの内容がずらっと表示され、pirecv とするとザウルスのデータがパソコン側に取り込まれます。ほとんど、自分のディスクかなにかをつついているのと同じ操作感です。
とはいうものの、私が本当に行いたかったのは、パソコンとザウルスとの完全なリンクなので、今回はとりあえずバックアップのみといった感じです。
完全なリンクというのは、パソコン側でオーガナイザーのようなイメージの PIM ソフトを使ってデータを作成し、それをザウルスとの間で共有するというものです。もちろん、ザウルスの側で作成した情報も、パソコン側に取り込めなければなりません。シャープ純正のリンクソフトである PI-LK4W などのソフトが、そのような環境を実現できているのではないかと思うのですが、ザウルスをお使いのみなさんはどのようなソフトをお使いですか？
えっぷさんが、確か PI-LK4W を使っておられたと思うのですが、２番会議室で「いまＰＣＭＣＩＡにはまって」いると書かれていた(#3054)ので、しばらくはアクセスできないのでしょうね。残念です。
ちなみに、オーガナイザーはＴＰ５３０にプリインストールで V1.1 が付いてきているのですが、まだテスト程度にしか使えていません。ところで、オーガナイザーのカレンダーに会社の休日（土曜や夏休みなど）を設定するのはどうすればいいのでしょう。