それは、赤坂にある「グレース」というお店です。
昨夜は、友人がキープしていた「マッカラン１８年」ではじまりました。土曜日だったせいか、客はわれわれ二人だけ。「これは、おいしいねぇ」などとマッカランをいただいていたら、マスターが次々とヴィンテージもののマッカランをもってきて見せてくれました。
その中で、「ぜひこれを試してみてください」という、「マッカラン２５年」を１杯だけいただきました。それまで数杯飲んでいた１８年ものもうまかったのですが、この２５年ものは絶妙でした。「コク」がすごい。
「すごいコクですねぇ」などと話していたら、「ここにその原点を見ることができますよ」といって、「Valdespino(だったかな？)」というシェリー酒を出してくれました。「モルトの熟成にはシェリー酒の古樽を使いますからね」。
この店のマスターは、ホテル・オークラのバーにいて、その後、ここ赤坂にグレースを開店したそうです。店の中にも、ところせましとお酒が置かれているのですが、実はこのマスター、お酒を置くためだけにマンションの部屋を四つもっているのだそうです。そこは、人は住まずにお酒だけ。なんとものすごい。
■ グレース 港区赤坂２−９−６ 日交赤坂ビル地階 電話 ０３−３５８３−６０８０ １８時〜２時（土曜は１８時〜０時） 日曜祭日定休