５月２０日に発表された「ブルートゥース (Bluetooth)」という技術です。
これは、パソコンや携帯電話などの電子機器をコードレスで結ぶ通信技術の新規格で、９８年末までに仕様をフィックスし、９９年後半には対応製品を発売する予定なのだそうです。
これまでの赤外線を使った通信に比べ、中間に物体があっても通信できるのが特徴で、同規格に準拠したノート型パソコンと携帯電話を合わせて利用すれば、携帯電話を胸ポケットに入れたままでも、パソコンで作成した電子メールを携帯電話を通じて送信したりすることができるのだそうです。
具体的には、０．５平方インチという小型のトランシーバーモジュール（将来は１チップ化）を端末に搭載することで、カバー範囲は１０メートル、転送レートは１Ｍｂｐｓ（次期バージョンでは２Ｍｂｐｓにアップする予定だとか）の無線通信が行えるようになります。規制のない帯域を使うので、対応機器は世界中で使用可能なのだそうです。もちろん、デジタルデータだけでなく、音声もＯＫです。
これをキーボードで考えてみるとどうでしょう。
まるでサングラスのような軽量ヘッドマウントディスプレイを装着し、本体はカバンの中に。もちろんディスプレイと本体は無線接続されていて、接続コードなんてありません。
そして、会社や自宅では通常サイズの据え置き型キーボードと無線接続され、移動中はちょっと小型のキーボードを取り出して、無線で入力。
こうなると、サングラス型のヘッドマウントディスプレイは、透過型のものがいいですよね。眼鏡のように透きとおって、キーボード上を走る自分の指も見えるし、ディスプレイそのものも空中に浮いたように見える。
昔、ソアラのスピードメーターが、フロントグラス上にぽっかりと浮いたように映っていたのと似たような光景ですね。（「昔」と書いたのは、「今」のソアラがどうなっているか知らないからです(^^;。）
やぁ、まだまだ楽しい時代がやってきそうですね。
さて、この「ブルートゥース」ですが、興味のある方のためにインターネットアドレスもご紹介しておきますね。