今でこそ、出張先から会社にあてる連絡は直接電子メールでＯＫになりましたが、数年前までは（特に中間管理職系の人たちには）あまり電子メール環境が整っておらず、ＦＡＸで打ち合わせ速報を送ったものでした。
また、出張先、特に海外から家族あての連絡などにも重宝しています。わが家では、私以外は電子メールを使えませんので、ＦＡＸサービスはありがたいですね。
しかも、送る側は電子メールと同じ感覚で送ることができるというのもうれしいところです。電子メールと違って、返事はきませんが... (^^;
１通（１ページ）４０円というのは、国内にいるときはちょっと高い感じもしますが、海外からＦＡＸを送るときには安く感じますねぇ。(^^)
市内通話の地域からＦＡＸを送る場合には「ちょっと高いなぁ」と感じるのですが、出張中に、たとえば福岡や広島から東京宛てにＦＡＸを送るときには「ま、リーズナブルかな」と感じます。
さらに、海外出張中の日本宛てのＦＡＸだと、「安いっ！」となります。(^^)
ファックスウィザードなどで、直接ＦＡＸを送信する場合は、料金は通常の通信料金のみです。音声による通話の代わりに、ＦＡＸの信号が電話回線上を行き来するだけです。
１ページ４０円は、ニフティのＦＡＸ配信サービスを使うときだけです。
このサービスはページ単位で課金され、１ページあたり４０円です。１ページ目には自動的に発信元として発信者名とユーザーＩＤ、題名が出力され４０行となりますが、以降のページは４５行まで送ることができます。
なお電話番号間違いの場合は１ページ送ったのと同じ料金がかかります。
相手ＦＡＸが使用中の時は５回まで再送を行います。５回を越え、送信できなかった場合、送信簿には“BUSY”と記録されます。この場合、料金はかかりません。
データ送信中にエラーが発生すると、送信簿には“FAX ERROR”と記録され、メール文書は電子メールの“受信”に“不達：ＦＡＸ” と表示され本文とともに返送されます。この場合も、料金はかかりません。データ送信中のエラーというのは以下のような場合です。
(1) 相手先ＦＡＸが紙切れ、電源切れ等で受信不能となった場合。 (2) 回線切断、ノイズの発生等で回線異常となった場合。 (3) 相手先で、強制終了等により人為的に中断した場合。 (4) システムとＦＡＸの整合性がよくなかった場合。このＦＡＸサービスは電子メールとほぼ同じ感覚で利用できるところがみそです。電子メールの場合は宛て先のところに相手のＩＤを書きますが、ＦＡＸ配信サービスのときには宛先の入力のところでＩＤのかわりに電話番号を次のように入力します。
F03-3123-4567
ＦＡＸの電話番号の前に必ず“Ｆ”を入れ、それに続けて市外局番−市内局番−番号の順に入力します。市外局番が必須ですので、お間違いなきように。
どれどれ、問題の料金は、と改めて試算してみましたところ、これがびっくり長距離になっても、ニフティはち〜っとも安くないのです。
ＦＡＸを送る時間は、ものによっても違いますが、今日会社で計測してみたところ、だいたいＡ４を１枚送るのに約３０秒かかっていました。
つまり、同一地域内通話だと１０円（３分）で約６枚のＦＡＸを送ることができるわけです。ニフティ経由で同じところに６枚送ると、通常の課金以外に２４０円もかかってしまうんですね、これが。(^^;
では、長距離の場合どうでしょう。ＮＴＴの電話料金は、１００ｋｍを過ぎると昼間は一律１３秒あたり１０円となります。ということは、１枚に３０秒かかるＦＡＸは３０秒÷１３秒×１０円ということで、１枚あたり約２３円となり、まだまだニフティの１枚あたり４０円よりははるかに安いのでした。
わたしゃてっきり長距離はニフティのＦＡＸサービスのほうが安いものと思い込んで、出張中はこのサービスをバリバリ利用していましたが、実はファックスウイザードで直接ＦＡＸのほうが安かったんですね。(^^;
しか〜し！ 私がＦＡＸ配信サービスを利用する最大の理由は、そのお手軽さにあります。いつもの通信ソフトで、いつもメールを送るのと同じ要領でＦＡＸを送ることができる。というか、感覚的にはメールと同じで、ＦＡＸであることを意識したことはあまりありません。
もちろん、同報送信もできます。ＦＡＸが複数でも、ＦＡＸとメールの混在でも。
たとえば、Ａさんはニフティの会員で、ABC01234というＩＤを持っており、Ｂさんはfoo@bar.co.jpというメールアドレスを持っています。Ｃさんは電子メールアドレスは持っていませんがＦＡＸを持っています。番号は03-1234-5678です。さて、この３人にいっぺんにメールを送ってみましょう。
>>> To:ABC01234 >>> To:INET:foo@bar.co.jp >>> To:F03-1234-5678 >>> Sub: 元気ですかぁ？ >>> すっかりごぶさたしてますが、みんな元気？ >>> また飲みに行こうね！これで、Ａさん、Ｂさんには電子メールが、Ｃさんには同じ内容のＦＡＸが届くわけです。
ＦＡＸは、話し中だった場合などでも４回はリトライしてくれます。しかも、このリトライはニフティ側で勝手に行われるため、私は１度だけメールを送っておけばいいのです。４回リトライしてアウトなら、ＦＡＸも届かないかわりに、とうぜん料金も無料です。
苦しい言い訳かもしれませんが、この便利さを買っているわけですね。(^^;;
＃ でも、海外からはきっと安いぞ！
ニフティのＦＡＸ配信サービスは、海外から日本宛てにＦＡＸを送るときには安い（たとえばコンピュサーブのアクセスポイント経由で、ニフティに接続してしまえば、１ページあたり４０円で日本各地にＦＡＸを送ることができる）のですが、日本から海外はそんなに安くないですよねぇ。
アメリカ、カナダやアジア各国が１ページあたり３６０円、ヨーロッパ方面だと５４０円かかります。
ま、しかし、この方法だとＫＤＤから請求が来ることはなく、ニフティの課金に追加されるだけです。
コンピュサーブに、ニフティ同様のＦＡＸ配信サービスがあるのであれば、コンピュサーブ経由でアメリカ国内向けにＦＡＸを出せば、もっと安いかもしれませんね。